よがこらむ

あきがゆるりと
ヨガについてつづります。

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vol.2 呼吸

どうもーあきです!

前回はヨガで大切なことについてお話しました。
その中でもでてきました、呼吸。

第2回は呼吸について書いてみましょう~~

呼吸が浅い現代人

読んでいる方の中には、「自分は呼吸が浅くて」なーんて感じている方もいらっしゃるかもしれませんね。
いい気づきですね。

ヨガをはじめると、自分がいかに日常で短い呼吸を繰り返しているのかに気づくことができます。
ストレスや忙しい生活、スマホでSNSの「いいね!」ばかりに気を取られている毎日・・・
イライラすると呼吸は浅くなり、リラックスすると深くなります。気持ちや気分と密接に繋がっているんですよ。でも、寝ているときは、たいてい深い呼吸になっているはずなんですよ。意識しなくてもね。

ヨガを続けると、呼吸を長く取れるようになってきます。これを「呼吸をコントロールする」とわたしは呼んでいます。
前述のように、呼吸と気持ちは繋がっています。呼吸をコントロールできるようになると、気持ちもコントロールできるようになるそうです(でも、これまたなかなかムズカシイ)
ヨガを終えたとき、リラックスしていたり、スッキリしていたりするのは、呼吸が落ち着き、心も落ち着いているからですね。

なんでヨガでは呼吸呼吸っていうの?

さて
「呼吸して」「呼吸感じて」「吐く息を長く」

これらはわたしがクラス内でよく言う言葉です。ピンときた方スバラシイ!
なんで、ヨガではこんなに呼吸呼吸だというのでしょうか。

呼吸は、体の機能としては、吸う息は酸素を取り込み、吐く息では二酸化炭素を吐き出すという仕組みになっています。
「酸素」というのが重要で、酸素は血液によって体内に送られていき、細胞の動きを活発にさせます。

このあたりはご存知のとおり。

ヨガでは多くの場合、体を動かしながら呼吸を行うわけなので、筋肉を動かすにはエネルギーとして酸素を使いますね。
つまり、より多くの酸素が必要になるんですね~呼吸を意識して行ったほうが、体を動かしやすいのです。
このあたりも、筋トレとか他のスポーツでも同じ理由で呼吸を大切にしているのと同じ。

では、「ヨガ」としては呼吸とは?

・自律神経が整う
・力が抜ける=リラックス
・集中が続く
・内臓が強くなる(免疫力があがる)

あたりがヨガを通した呼吸の効果ですね。
特に、呼吸と動きを連動されると、自律神経の調整が行われます。

ヨガは、「ポーズをとれるようになる」ことだけが目的ではなく
「心のバランスを整える」とか「瞑想」とか「集中」という精神的な目的がありますね。
そこに至るには呼吸を通して心のコントロールが必要になる。そのために呼吸が大切なのです。

なお、わたしがクラスのなかで「吐く息を長く」とか「吐く息を最後まで」とかブツクサ言っているのは、吸うよりも吐くほうが楽だから。
呼吸が取りにくいなぁ、とか呼吸が浅いなぁ、と感じる時は、とりあえず「息を吐いてみて」くださいね。その後はきっと呼吸が長くなりますよ。

鼻呼吸?口呼吸?

ヨガは鼻呼吸が基本です。

なんで鼻呼吸が良いかというと、
鼻の穴の中にはご存知鼻毛さんが鎮座していますので、これがフィルターとして空気中のゴミを受け止めてくれます。
口はそれがダイレクトに喉の粘膜にビタッと貼りついちゃうので、風邪の原因などになりやすいんですよ。

他にも口呼吸がもたらす悪影響はこんなものも。
・歯が出る
・顔のたるみ
・肌荒れ
・免疫力の低下
・二重あご
・いびき
・虫歯/口内炎になりやすい
・口臭

嫌ーーーー!どれもイヤッ!女子には嫌なものばっかりですね。ぜひ鼻呼吸にチェンジしていきましょう。
現代人は呼吸が浅いということと関連しそうですが、口オンリーでしか呼吸できない方が増えているそうです。

・・・でも、口から息を吐き出すことにはリラックスの効果が高いってのもあります。

「なんだか今日は集中できないぞ」って時はたまに口からも「ハァァァーーーーっ」と吐き出してみてください。吸うときは鼻からにしてみましょう。
ヨガをはじめたばかりだと、鼻呼吸に戸惑うこともあると思います。そんな時も無理せずに口から息を吐いてみてくださいね。

ヨガで練習する呼吸法

今回はヨガでしか経験できない珍しいものを2つご紹介。

・カパラバティ
直訳「頭蓋骨が輝く呼吸」、日本では「火の呼吸」とも訳されることが多い。 速いペースで腹筋を使いながら「フンッフンッ」と連続して短く吐いていく呼吸法。これは呼吸法というよりも、浄化法(断食みたいな)に属するようです。「フンッフンッ」×20回を3ラウンドもやれば冬でも体が温まります。酸素量もグッと増えるので頭脳明晰、目が良くなる、意識が冴える、など気分もアッパーにしてくれるものですね。
カパラバティは自律神経の交感神経を優位にしますので、夕方以降はやめましょう。
また、心療内科に罹っている方はヨガの先生に相談の上、実習してください。

・片鼻呼吸(アヌローマヴィローマ/ナーディーショーダナ)
鼻の穴ってみんな二つあるよね!?ハイ。これを交互にそして均等に使う呼吸法。手の指で左右の鼻の穴交互にふさぎながら、一定のペースで呼吸をします。途中で息を止める「クンバカ」という息止めも入ります。ペースは「右から4吸う、12止める、左から8吐く」これを交互に繰り返す。慣れたらそれぞれ時間を長くしていきます。
効果はズバリ!「リラックス」わたしたちは二つの鼻の穴を持っていても、意外とどっちかも鼻の穴メインで呼吸を行っているそうです。それを強制的に均一に繰り返すことで、自律神経の働きを整えて、気持ちが落ち着いてきます。

いや~長くなりました。最後まで飽きずにここまで読んだYOUはSO GOOD! AWESOME!(スバラシイ)
わたしが息切れ気味です(笑)

いかがでしたでしょうか。呼吸は文章にして書くと難しくなってしまいますが、最後にお伝えしたいのは

『気持ちのいい呼吸を大切に』 

ということです。どんだけながーーーーく吐き出すことができても、その後疲れちゃうようなら、呼吸がもたらしてくれる恩恵をうけとることはできません。息を吸ったり吐いたりして、あーなんかスースーして気持ちいいな、みたいに思いながら、呼吸もヨガも続けてほしいなと思います。

 

では!

次回は「ヨガの流派」についてお届けする予定です。

 

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